ペイジの剣

前略ごめんください

2025/05/19

以前、「カルテット」というテレビドラマがありました。ざっくりと内容を説明すると、ひょうんなことから出会った4人の男女が四重奏の仲間として共同生活をするというものです。


この4人のうちの一人である世吹すずめ(満島ひかり)は別府司(松田龍平)のことが好きですが、別府は巻真紀(松たか子)のことが好きで、両思いではありません。


ある日、みんなで神社へ行きおみくじを引いたら、別府が凶を引いたことにすずめは気づきます。しかし別府はまだそれに気づいていません。別府が気づかないうちに、すずめは自分が引いた大吉のおみくじと交換します。


私はこのシーンを見た時に、本当にすずめは別府のことが好きなんだなとグッときた覚えがあります。


このすずめの行為は私は優しさだと思いました。ですが、もしかしたら別府がおみくじに書かれてあることを事前に知っておけば、「凶」という運勢を回避できるかもしれないと思う人もいるかもしれません。


すずめの行為は明らかに「優しさ」からのものです。ですが、後者の場合もまた別の「優しさ」なのです。


きっと誰もが「優しさ」の心は同じですが、その表現方法が違うのです。また受け取り手の性格や状況によっても、それが有り難いと感じたり鬱陶しいと感じたり冷たいと感じたりする場合があります。


求めるものと差し出すものが合致した場合には、何も問題は起こらないのですが、そうでない場合であっても、優しさの表現方法が違うのかもしれないと思いを巡らせることも大切なのかもしれませんね。


今日は、ふとそんなことを思ったりしました。


かしこ