ペイジの剣

前略ごめんください

2025/07/02

最近では、マッチングアプリでの出会いから交際が始まるケースも多いと思います。お互いに出会いを求めているのですから話が早いというのもあるかもしれません。


私も20代の頃、ネットで出会った人と実際に約束をして会ったことがありますし(偶然会ったこともあります*2月6日の手紙)、交際に発展したこともあります。


ただし、ネットで知り合った人に恋愛感情を抱いて、実際に会う場合には注意が必要です。犯罪に巻き込まれる可能性もありますし、犯罪云々でなくても頭に入れておくべきことがあります。


それは、どんなにネット上で仲良くしていても、電話で話していても、顔写真を見ていても、実際に会った時にはそれらがすべてリセットされてゼロからのスタートになるということです。


すべてがゼロになるというのは大袈裟かもしれませんが、少なくともそれまでの延長線上ではないということです。場合によってはマイナスからのスタートになるかもしれませんし、何も始まらずに後味の悪さだけが残るかもしれません。


マッチングアプリなどの方が、もしかしたらその辺はあっさりさっぱりしているかもしれません。利用したことがないので断言はできませんが。


いずれにせよ、SNSやその他ネット上での出会いについては、ネット空間でいくら仲良くしていたとしてもリアルな関係性として始める場合にはゼロからのスタートになることを経験からお伝えしたかったのです。


何故ゼロからのスタートなのかというと、互いに理想化された相手に会うからです。写真は一瞬の切り取りであり、しかも最も良い状態の自分を相手に見せることができます。今は自然な加工もできるため、理想化したイメージが固定しやすく、それが相手を惹きつけることになると同時に、現実とのギャップにもなります。


外見を重視しないタイプの人もいると思いますが、リアルで会わないとわからない全体的な雰囲気や性格の理想化もありますので、固定化されたイメージとのギャップはやはり避けられません。


これは相手にとっても同じです。ですから、最初は友達として会うのがいいかもしれません。しかし、ネット友達という言葉もあるくらいですから、余程気が合う相手だったり会う必要性がなければ「会いましょう」とはなりません。


ネットとリアルのギャップは理想化した、あるいは勝手に作り上げたイメージから生じるものなので、なるべく相手を理想化せず、冷静に、そして見下ろさず見上げず対等に見る必要があります。しかしながら、イメージするなと言われてもイメージしてしまうのは仕方がないことではあります。


こうしたことを踏まえて、ゼロからのスタートでもいいと思えるなら、アリかもしれません。また、遠藤周作さんだったか忘れましたが「幻滅してからが愛の本番だ(うろ覚え)」みたいな言葉もありますし、互いに幻滅してもなお、そこから生まれてくるものを探してみてもいいかもしれません。


*犯罪に巻き込まれることもありますので、くれぐれも慎重に。


かしこ